WANOiRO 藍色
コラム

WANOiRO 色紹介:「藍色」

古来より日本人に愛された「藍」。

そもそも藍というのは、蓼藍(タデアイ)と呼ばれ、タデ科の一年草です。
成分であるインディゴが青色を発色し、古くから糸や布の染色に用いられてきました。
世界には藍の色素を含む植物が百種類以上知られており、日本のみならず世界中でよく使われる染料です。

藍には生薬としての効能(化膿を防ぐ殺菌効果、止血効果)があるとされ、戦国時代には武士が好んで身に着けたそうです。
現代では褐色は「かっしょく」と読まれ、「黒ずんだ茶色」を意味することが多いのですが、褐色は「かちん色」とも読まれ、その音が「勝ち」に通ずるところから戦の多かったこの時代に愛されていたのがよくわかります。

明治後期になると、化学合成された人造藍の輸入が増大し、日本の藍づくりは衰退していきました。
それでも藍染が絶えることなく受け継がれてきた理由には、染料としてだけではなく、多彩な機能を有しているからだと考えられています。

日本にとっても馴染み深い藍色を、皆様のご自宅にも取り入れてみませんか?

▼WANOiRO・藍色(あいいろ)

・型番 W-020
・販売価格 250ml:1,570円、500ml:2,580円、1000ml:4,390円